大人になった自分を支えてくれるもの

2021年05月05日

「めちゃくちゃ英語、楽しい!」


めちゃくちゃな状態が楽しいという意味です(笑) 

こう言ってくれた4月入会のCちゃん。小3ですがもう5年間もネイティブ講師の英語教室に通っていて、4月から私のラボへ切り替えてくれました。

お母さんはCちゃんを見ていて「たのしくなさそう」「なんだかつらそう」 という気持ちが続き、ラボのチラシを見て我が子はこっちの方が合っているのかも、と体験にみえました。

「素の自分を受け止めてもらえる経験が、今の自分を支えてくれる。」 

毎週のパーティ活動はもうはちゃめちゃです。もう収拾がつかない!笑 という時も多々。特に我が子がもうすごいんです。なんでこうなるの?!と毎回思います。

でもそんな子どもたちを見ていて思います。子どもたちは「素の自分を思い切り出す場を求めている」と。受け止めてもらえた経験は、この子たちが大人になってから、他の人を受け止める土台になる。心の奥底で支えてくれるあたたかい経験。


私も少しだけ、高校生の時に駅前留学をしていました。先生は優しいけど、なんだか建前だけの交流というか、心が通ってないというか...いやもちろん英語が話せるようになりたくて始めたのに、なんだか通うのがつらくなり、辞めてしまいました。


ラボは第2の家庭であってほしいと思っています。

親が見ていない、学校でもない、自由になれる場所、遊びにくる場所。


メインのテーマ活動(劇)が子どもたちの「素」を大爆発させるところ。

物語の登場人物に自分を重ね、心を解き放っていく時間。


何事も強要しないことが大切。英語だって、普通の日本の子ども達にとっては生活に必要のないもの。楽しまなきゃ!!


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ここから少し私自身のお話。

私の実の母も読んでいるので少しつらいですが、今の私に繋がることなので、気になる方は読み進んでいただければと思います。


私の10代は暗黒でした。


3人きょうだいの真ん中で、いつも親の注目を浴びたくて一生懸命に「いい子」を追いかけていました。毎日習い事漬け。途中で折れてしまい、小学校後半で登校拒否。


別に学校が嫌だったわけじゃないんです。なんだか生きていることが虚しかった。誰も振り向いてくれない、見てくれない。そんな気持ち。ネットゲームにのめり込んでいきました。


地元の中学へ行ってからは不良の友達とつるみ授業に出ない日々。中3で引越し・転校をし人生の転機を迎える友との出会いがありました。


でも高校生になっても常に家族のことで悩み、日記には「お姉ちゃんと弟の存在を受け止めてあげてほしい」と親に向けた涙ながらの辛い文章が書いてあります。そう、あるがままを受け止めてくれるだけでよかったんです。


高校卒業後、渡米、


「ママがみんなの話を聞いてやらないから、家族がバラバラになるんだ!みんな逃げるんだ!」と捨てセリフを吐いてアメリカへ発ちました。


アメリカでは


「どんな自分でも受け入れてもらえる」


という経験をたくさんさせてもらいました。


今では自分が母になりました。

私の母が当時どんなに孤独でつらい子育てをしていただろうと、今ではよくわかります。


長男が生まれ、私が子育てにかける想いはとても大きく、空回りが多かったです。でもその中で気がつきました。


「子どもは親の言いなりにはならないが、親の心のままになる」


お母さんは家庭の太陽でいてください。あるがままの我が子を受け止めてあげてください。心配すればするほど、お子さまはその心の通りに仕上がっていってしまいます。


親は親の人生をのびのびと生きるのです。


どんな親も、子も、心を解き放ち楽になれることを心から願っています。


日本語であれ、英語であれ、子どものゆっくりとした習得の過程をあたたかく見守ってください。教えられるより、子どもの中で「気が付く」ことが何よりも大切なのです。


私はラボを通した子育てなら、親子ともにおおらかに、そして自然と素晴らしい物語、仲間に出会い、豊かな心を持つ人間へと成長していける、そう実感しております。